Just Like Honey


1/17(日)に出展を予定していた「第5回文学フリマ京都」ですが、コロナウイルスの流行に伴い、イベント自体が中止となりました。

数年前に録画してそのまま放置してあった映画「ロスト・イン・トランスレーション」をようやく見た。この退屈一歩手前ぐらいの感じはなんやろな、と思いながら中盤を過ぎ、たどり着いた素晴らしいエンディングを見ながら、今まで聴いてきた洋楽の中で1番好きな曲は、ジーザス & メリーチェイン の Just Like Honey なのだということに気がついた。

高校の時にいわゆる渋谷系と言われる音楽が好きになり、その過程でイギリスの音楽も聴き始めたのだが、気だるいムードでよくわからない英語の詞を歌われると、どうしても眠くなってしまう。当時流行っていたプライマルスクリームのスクリーマデリカというアルバムは、いつも4曲めで寝てしまっていた。友達に貸したら、「ミヤサキ、俺、3曲めで寝てしもたわ」と言われ、勝ったと思ったのもいい思い出だ。

ジーザス & メリーチェインはいつ買ったのか、記憶が定かではないが、そのけたたましいノイズギターのせいなのか、あるいは異様に甘ったるいメロディのせいか、不思議と眠くならなかった。2021年、もやもやとしたコロナ禍の日常を、Just Like Honey の優しいメロディを聴きながらやり過ごしていこうと思う。

天皇陵巡り


連休、暇にかまけて天皇陵を巡る。三箇所行ったがどれも立派だった。足を踏み入れると、スッとあたりが静かになるのが面白い。人がいないからというのもあるが、なにか空気が静かだ。
写真の二条天皇陵は母校にほど近く、いつも歩いていた通学路から道を一本外れただけの場所だったが、今までその存在を知らなかった。まったく学生時代の私は何を見ていたのだ、と呆れつつ、二十歳そこそこで天皇陵に興味を持っていたらちょっと怖いな、とも思う。

その後母校に立ち寄り、キャンパス内で迷子になって帰る。

なにもないように見えて、ある


週末、金沢21世紀美術館で内藤礼展。他の追随を許さない繊細な展示。注意深く見ていたつもりなのだが、存在に気づかず、2周めでやっと分かった作品もあった。繊細すぎるがゆえに、それがかえって力強さを感じさせるのが面白い。コロナで少し静かな町に似合う、良い展示だった。

次の日、中村記念美術館や鈴木大拙館、泉鏡花記念館などを回る。鈴木大拙館の、何もない空間を見せるような展示には驚いた。