俺なりのマイ・ウエイ


週末、京都音楽博覧会へ。チケット買って見に行くのは10年ぶり、つまり第1回以来。昔と変わらず、のんびりムードで楽しいイベントだった。くるりのライブはこれまで見た中で一番良かったし、豪華出演者の歌謡ショーも楽しかった。
中でも、布施明の「マイ・ウェイ」は圧巻だった。異様に歌が上手い人ならではの、原曲のメロディを完全に無視した歌い方により、客は一緒に歌うのを諦め、ステージの布施さんに集中することになる。オーケストラの演奏とともに、歌はぐんぐんと盛り上がり、ラストのサビ、手を高く掲げて歌い上げた布施さんを、眩いステージライトが照らし出す。その神々しいまでの光景に、僕は「未知との遭遇」のワンシーンを思い出したのだった。

布施さんのあの歌い方は、聴いてると自分でもやりたくなってくる。自分なりのマイ・ウェイに挑戦したい。今後しばらく、京都のカラオケではマイ・ウエイの再生回数が上昇することだろう。

山が見える


台所の流し台の前に立ち、窓の外を見やると、遠くのマンションの間から少しだけ山が見える。何という山かは知らないが、いかにも山らしい形をした山だ。立ち位置を少しずらすともう見えない。別に夕焼け空に感動したりはしないし、山に対する信仰心もない。ただ毎日、夕方の洗い物が終わってふと顔を上げると窓の外に少しだけ山が見えて、「あ、山だ」と思う。

170914

だいたい3000円


夕方、晩御飯を食べに近所の店へ。通り道にあるレコード屋「クレモナ」でセールをやっているというので立ち寄る。最近はレコードブームらしく、市場の相場が全体的に上がっている気がするが、この店はわりと安かった。僕はルー・リードと山下達郎とレピッシュとピストルズを、同居人はオペラとクラシックの室内楽を購入。7枚で3000円弱。安い。

晩御飯の店は閉まっていた。この店、2回に1回は閉まっている。仕方ないので他の店へ。初めて入る店だがどれもおいしかった。飲んで食って2人で3000円強。安い。というより少食。

休日は、何をやってもだいたい3000円。