俺なりのマイ・ウエイ


週末、京都音楽博覧会へ。チケット買って見に行くのは10年ぶり、つまり第1回以来。昔と変わらず、のんびりムードで楽しいイベントだった。くるりのライブはこれまで見た中で一番良かったし、豪華出演者の歌謡ショーも楽しかった。
中でも、布施明の「マイ・ウェイ」は圧巻だった。異様に歌が上手い人ならではの、原曲のメロディを完全に無視した歌い方により、客は一緒に歌うのを諦め、ステージの布施さんに集中することになる。オーケストラの演奏とともに、歌はぐんぐんと盛り上がり、ラストのサビ、手を高く掲げて歌い上げた布施さんを、眩いステージライトが照らし出す。その神々しいまでの光景に、僕は「未知との遭遇」のワンシーンを思い出したのだった。

布施さんのあの歌い方は、聴いてると自分でもやりたくなってくる。自分なりのマイ・ウェイに挑戦したい。今後しばらく、京都のカラオケではマイ・ウエイの再生回数が上昇することだろう。