高島野十郎のあたたかさ


松濤美術館に「高島野十郎展」を見に行った。ろうそくの炎を描いた絵が有名な、いわゆる写実絵画の人だということは知っていたが、まとまった数の作品を見るのは初めてだった。とてもいい。思わず図録も買ってしまった。

どの絵もうまい。果実や静物画、風景画や人物画なども、それぞれにうまい。そしてどの絵にもあたたかみがある。他の写実画家とは決定的に違うのがそこで、それが肝と言っていいように思う。

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野十郎の絵は、画面の端から端まですべてにピントが合っている。ぼかしたり省略したりすることがない、ごまかしのない絵作りだ。「花一つを、砂一粒を人間と同等に見る事、神と見る事」というのは本人の言葉だが、まさにその通りと思う。特に花の絵からは、奇妙な極楽感が漂う。極楽で漂っているときに目にするのは、案外こんな光景なんだろうな、と思わせる。

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孤高の画家と呼ばれ、画壇とはほとんど付き合いのなかった人らしい。「端の方はラフに描け」とか「必要のないものはぼかせ」とか、いろいろ言われるのが嫌だったんだろうな。そうやってひとりキャンバスに向かい、できあがった絵にはそれなりの客が付き、没後には個展が全国に巡回し、大勢の客が見に来るようになった。僕もそのひとり。素晴らしき画家人生。

企画展『 花に囁く物語 Ep.6 』


メインビジュアル:Risa Mehmet



6月5日(金)から開催される企画展「花に囁く物語 Ep.6」に出展します。
場所は gallery hydrangea。
私は作品を1点出展いたします。

みなさまぜひお越しください。

花に囁く物語 Ep.6
会期:2026.06.05(金)~06.14(日) ※休廊日:火・水
時間:13:00 ~ 18:30(最終日は17:00まで)
会場:gallery hydrangea(東京 曳舟)→ access

5月6日、揚輝荘「日々のなかに」出展します


5月6日(水)、名古屋・揚輝荘で行われるアートイベント「日々のなかに」に出展します。出展場所は南園聴松閣2階です。

また今回、4月28日より先行展示を行います。
作品を20点ほど展示したいと思っています(グッズ販売は5月6日のみ)。

揚輝荘は、名古屋・覚王山にある広さ1万坪の文化財。
昨年参加して、こんな建物が名古屋にあったのかと驚きました。
みなさまぜひお越しください。

日々のなかに
日時  :2026年5月6日 10:00〜15:00
先行展示:4/28 – 5/6 10:00〜15:00
場所  :覚王山 揚輝荘 北園・南園
     名古屋市千種区法王町2-5-17
     → link
入園料 :300円