なにもないように見えて、ある


週末、金沢21世紀美術館で内藤礼展。他の追随を許さない繊細な展示。注意深く見ていたつもりなのだが、存在に気づかず、2周めでやっと分かった作品もあった。繊細すぎるがゆえに、それがかえって力強さを感じさせるのが面白い。コロナで少し静かな町に似合う、良い展示だった。

次の日、中村記念美術館や鈴木大拙館、泉鏡花記念館などを回る。鈴木大拙館の、何もない空間を見せるような展示には驚いた。

ひさしぶりに映画を見に行く


写真は御所の猫。近づくと、ちょっと嫌そうにニャーニャーと鳴いた。

日曜、映画「音楽」を見に出町座へ。出町商店街には思っていたより沢山の人が歩いていて、映画も満杯だったので驚く。
「音楽」はとてもいい映画だった。3人で楽器を鳴らした瞬間の「ドン!」という音、それだけですべてが分かったような気になる。そんな瞬間、俺にもあったよね。

帰ったら小池百合子が圧勝していた。