文学フリマ東京に出展しました


5/16(日)、第32回文学フリマ東京に出展しました。ブースを訪れてくださった皆様、ありがとうございました。

IMG_E1304

今回、新刊「ビバディアート・オークション」を初めて出展しました。アンセルム商会シリーズの第2弾です。一癖ある商品ばかり取り扱うアンセルム商会が、不景気のあおりを受け閉店、借金を返済するべく開催されるオークションのカタログです。近々ネットショップでも販売しますので、よろしくどうぞ。

緊急事態宣言下ということもあり、出展者もお客さんも少なめでしたが、久しぶりの文フリは楽しかったです。主催者からの挨拶の後に起こった拍手は、いつもより大きめで、ちょっと感動的でしたね。また今度、会える時に。

Just Like Honey


1/17(日)に出展を予定していた「第5回文学フリマ京都」ですが、コロナウイルスの流行に伴い、イベント自体が中止となりました。

数年前に録画してそのまま放置してあった映画「ロスト・イン・トランスレーション」をようやく見た。この退屈一歩手前ぐらいの感じはなんやろな、と思いながら中盤を過ぎ、たどり着いた素晴らしいエンディングを見ながら、今まで聴いてきた洋楽の中で1番好きな曲は、ジーザス & メリーチェイン の Just Like Honey なのだということに気がついた。

高校の時にいわゆる渋谷系と言われる音楽が好きになり、その過程でイギリスの音楽も聴き始めたのだが、気だるいムードでよくわからない英語の詞を歌われると、どうしても眠くなってしまう。当時流行っていたプライマルスクリームのスクリーマデリカというアルバムは、いつも4曲めで寝てしまっていた。友達に貸したら、「ミヤサキ、俺、3曲めで寝てしもたわ」と言われ、勝ったと思ったのもいい思い出だ。

ジーザス & メリーチェインはいつ買ったのか、記憶が定かではないが、そのけたたましいノイズギターのせいなのか、あるいは異様に甘ったるいメロディのせいか、不思議と眠くならなかった。2021年、もやもやとしたコロナ禍の日常を、Just Like Honey の優しいメロディを聴きながらやり過ごしていこうと思う。