近所を愛でる


日曜、ぶらぶらと近所を散歩。あちこちで桜が咲いている。川沿い、学校、公園、寺や神社、お屋敷の庭。歩いていける範囲だけでも、意外とたくさんあるものだ。あまり花や木に詳しくない僕は、咲いて初めて「あ、この木、桜だったのか」と気付く。散るとすぐに忘れるので、来年にはまた「この辺、意外と桜多いな」などと思うのだろう。

昨年見つけた、桜が山盛りの小さい公園のベンチで休憩。ひとりでワインを開けて、グラスで飲んでいる男がいた。

咲きっぷりのいい桜には、カメラやスマホを持った人たちが集まっている。ここ数日のブログやインスタは桜の写真だらけだろう。色の統計をとったら面白いかもしれない。毎年4月のある時期、1週間ほどだけ、日本のネットは白とピンクが急激に増える。11月下旬には赤と黄色とオレンジが優勢になって、あとはほとんど茶色と肌色。犬猫と子供と自撮り。